つい吉

日記

2022.03.13 箱根の山は天下の

箱根のうた、ここまでしか歌詞を知らなかったのですが調べたら「天下の険」でした。確かに山川山山で険しくはありました。

というわけで箱根編です。

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ポーラ美術館の企画展、ロニ・ホーン展に行きました。
そもそも、この企画展が3月末までということで急遽予定を立てたところがあります。

ロニ・ホーン、作品に文章を入れ込んでいることが多くて、ハイブリッドというか多才な方だなという印象を受けました。特に水に関する注釈のやつ。
以下個人の所感ですが、現代作家のロニ・ホーンの展示がポーラ美術館で企画されたのは、単純に作風が印象派みたいな感じだったからなのか、あるいは、自然が豊かな場所にこそ相応しい作品だったからなのかな〜と思いました。都内からギリギリ行ける木と山と川(つまり水!)の多い場所。よい展示でした。

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その後はお馴染みご当地電車の時間です。箱根登山鉄道で箱根湯本まで下山しました。
箱根登山鉄道は急な坂を降りるにあたって、電車そのものを途中で折り返しジグザグに降りていくことで勾配を軽減するスイッチバックという手法を取り入れていたので、何度か進行方向が前になったり後ろになったりして楽しかったです。
これめっちゃ地域の特色という感じでおもしろいですね。

あと、昨日からなんか聞いたことのある地名が多いな……と思っていたのですが、外郎売(芝居する人が練習でよく使う歌舞伎の口上)でめちゃくちゃ覚えさせられたやつやん!!ということに気が付きました。
拙者外郎売は今だにそらんじれるレベルなので、地図を見たとき「塔ノ沢って…あの湯治においでなさるるやつ!?」ってなりました。というかそもそも、小田原の灰俵の…言ってましたねそういえば。これが聖地巡礼かぁ〜。

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そういうわけで塔ノ沢の温泉に2時間くらい浸かってました。やわらかで温かくなった日差しをベンチに座ってぼんやり浴びて、寒くなったら湯に入るという贅沢な時間を過ごしたので、だいぶ心の方もよくなってきました。

あとたこ入りの焼きかまぼこを食べました。おいしかったです。

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帰りは2時間くらいかかるから、結構暇になりそうだな……と思っていたのですが、2日間朝から動きっぱなしだったためかずっとうとうとしていて、気がついたら最寄り駅についていました。ラッキー。

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全部やめて楽になりたい、から、まぁとりあえず目の前のこと頑張るか、くらいにはなったので、総じていい時間を過ごせたと思います。


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写真見返したけどやっぱり海がサイコーだったな……。箱根の川でゴロゴロしていた大きい岩がちいさな丸い小石になって海沿いにあるのもなんかおもしろいし。