つい吉

日記

2022.03.27 チョコレートの箱と標本の箱

明日早いのでざっくりと!!!!

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フォレスト・ガンプが映画館で上映されていたので見ました。4Kできれいになったリマスターバージョンとのことです。
フォレスト・ガンプは高校のとき世界史の授業で、アメリカ近代史を勉強するためにかいつまんで見た以来なので、通しで見たのは初めてでした。
確かに名作でした。勿論、あくまで特定の国の目線であることは確かなのですが、それでも人生そのものの大きな形を丁寧に描写しているので、ゆったりと楽しめました。
アメリカの政治的イベントと流行を、それぞれ主人公とヒロインが担っているような印象を受けました。あと、CGによる逆カメコがやっぱり面白かったです。

それと、ダン中尉がよかったですね……。母の死という未来に必ずおとずれる喪失を描く一方、未来の技術が喪失を補うこともある、そういう風に捉えました。

ちなみに夜ご飯はエビのフリッターでした。

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外出ついでに、ぶらっとKITTEへ。
インターメディアテクという、東京大学に収蔵?していた学術標本を公開、展示している博物館のようなコーナーに入ったのですが、ここが超よかったです!!!!
大きなホネ、小さなホネ、ホネ、と、動物の骨格標本から始まり、剥製、植物の大きな葉、鉱物、謎の器械、胸像、仏像、などなどがところ狭しと並んでおり、ヴンダーカマー(驚異の部屋)か!!?!?ってなりました。というか実際、驚異の小部屋展という常設展があったから、コンセプトとしてはそういう感じなのでしょう。

博物館のようにハッキリとジャンルごとで部屋を分けていないので、なんというか、知の巨人の脳みそを視覚化したようでおもしろかったです。あとTwitterにも書きましたが、すべてが優劣なく置かれている距離感が、市川春子先生の漫画を思い出させました。

視覚化、といえば、この展示の端に奇妙な石膏像があったのですが、キャプションによると数理模型という、数式の領域を立体化したものだそうです。ようは、ええと、微分とかの三次元的な式を関数のグラフのように視覚化したもの?ということですかね。おれは数学2Bでコケた身なので具体的な数式はわかりませんが……。


しかし、その造形は確かに美しく、「数学は美しい」を少しだけ理解できたような気がしてとてもよかったです。