2023.08.01 そういう関係
先週の日曜日、今の大家さんに支払う最後の家賃を手渡しました。
なぜ最後なのかというと、大家さんは数ヶ月前、自分が住んでいる物件を訳あって売ったので貸主変更となり、来月からの家賃はその新しい貸主に口座振り込みをすることになるからです。
大家さんは元々1階にいて、2年と3ヶ月毎月手渡しをしていました。たまに家賃のついでにお土産をお渡ししたり、逆に大量のお野菜をいただくこともありました。
なんというか、会うたびたくさん喋るほど親しくないのですが、月に一度ふわっと会話をするくらいの仲ではありました。
だから、7月で最後になるのがとても寂しく感じました。
最後の日、自分はありがとうを込めてちょっとしたゼリーと最中をお渡ししました。大家さんは桃を2つくれて、今までありがとうありがとうと言い合いました。
それで、ちょっと言おうか迷ったのですが、「なんかあったら、例えば人手がいるとか、そういう時呼んでくださいね」とお伝えしました。
大家さんはお家の場所を教えてくれて、たまには顔を出してねと言ってくれました。
最後に自分は「また」と言って、それから大家さんは帰って行きました。
本当にまた会えるかはともかく(人生は何があるか分からないから)、なんというか、得難い関係だったなと思いました。
それから、これくらいの関係が自分にとって1番心地良いことにも気づきました。
だから、また会えるかはわかりませんが、機会があれば教えてもらった家を訪ねてみようと思っています。